「旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。」 あるフランスの作家はこのような言葉を残しました。
旅はさまざまな風景を見るだけのものではなく、旅は私たちに多くの学びを与えてくれます。そしてその学びは、私たちの人生にも大きな影響を与えることがあります。
今回は旅で得られる人生に役立つ大切な能力6つをまとめました。
物事を判断する決断力
旅行先において、さまざまな判断や決断が必要な場面に遭遇します。例えば、観光地や移動手段、宿泊施設やレストランなど、全て自分で決める必要があります。
また、もう少し難しい判断を挙げると、旅先で知り合った人が本当に信用できる人なのか、怪しい人なのかの判断も必要になってきます。
その判断や決断の数をこなしていくことで、自然と決断力が身につき、日常生活でも役立つようになるでしょう。周りからは「意見のある人」として見られるようになります。
能動的コミュニケーション能力
旅行先では、自分以外は全員見知らぬ人です。なにかトラブルにあった時やわからないことがあった時は、もちろん自分の力でなんとかする努力が必要ですが、周りの人たちに聞く必要が出てきます。その際に、自分から話しかける能動的コミュニケーションが必要になります。
また、旅先で友人を作って帰国する方がいますが、彼らは能動的コミュニケーションに優れています。待っているだけでは友達はできないですが、積極的に話かけることによって、現地で友人を作ることができます。
状況の変化に強い柔軟な対応力
日本は比較的なにごとも予定通りに進みますが、海外ではそうはいきません。例えば、予約していたバスが急にキャンセルになったりします。そんな時に求めらるのが、柔軟な対応力です。
予定通りにいかなかったことを受け入れて、次へと行動を移すことで旅行を有意義なものにすることができます。もちろん、この柔軟な対応力は日常生活にも活かすことができます。
心配性の解消
初めていく旅行先では、不安がいっぱいです。特に第三世界と呼ばれる発展途上国では、日本では感じたことのない不安に襲われることがあります。
しかし、旅の経験を重ねていると、不安をマネジメントすることができるようになります。このマネジメント能力は特に心配性の方にとっては、大きな利益になるでしょう。
1人の時間を楽しむ孤独力
人間は生涯孤独だと言われています。その孤独を楽しむことができる人は、人生がとても楽しいものになります。
旅をしていると、いつか孤独を感じ、一人を楽しまなければいけない機会がたくさんあるはずです。そのため、自然と1人の時間を楽しむことができる孤独力が身につくでしょう。
必要な情報を得る検索力
未知の世界に行くということは、必ず情報収集が必要になります。あえて何も調べずに旅に出るという方もいますが、おすすめできません。
移動手段や宿泊施設はもちろん、現地の治安情報や危険エリアなどの情報収集は欠かせません。旅をしているうちに、だんだんと情報をいち早く検索し、必要な情報を得る力が付いてくるでしょう。