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【バリスタ解説】国別のコーヒー豆の選び方、産地によって味や特徴は全く違う!

投稿日:2018-10-23 更新日:

スーパーやコーヒー専門店などで、コーヒー豆を購入する際に、多くの種類があって迷われる方が多いと思います。コーヒー豆は、国ごとに大きく特徴が異なります。

国ごとのコーヒー豆の特徴を知っておくだけで、コーヒーを選ぶ際にとても役立ち、選ぶことが楽しくなります。今回は、メジャーな生産国ごとのコーヒー豆の特徴を簡単にわかりやくまとめています。

目次

1. コーヒーベルトとは

2. アフリカの名産地

3. 中南米の名産地

4. アジアの名産地




1. コーヒーベルトとは

まず、コーヒー豆はどのような地域で栽培されるのか見ていきます。コーヒー豆は非常に栽培条件が難しいとされているため、世界的にも一部の地域でしか生産することができません。

コーヒー豆の産地に適した具体的な条件は、以下の4つが挙げられ、この4つを満たす地域のことをコーヒーベルトと呼びます。

・年間の降雨量が1,800mm〜2,500mm
・肥沃で水はけのいい土壌
・適度な日当たり
・年間の平均気温が20度前後

以下の写真の黄色の帯がコーヒーベルトで、緑色に塗られた国は、生産量TOP20の国です。その国々は、主にアジア・アフリカ・中南米の3つに分けられます。

次に、地域別にそれぞれの国ごとのコーヒー豆の特徴を見ていきます。特に生産量が多く、メジャーな国を6つピックアップして、ご紹介します。




2. アフリカの名産地

エチオピア

エチオピアのコーヒー豆は世界最高の香りを誇ると言われ、フルーティーな香りと酸味が強いのが特徴です。他のコーヒーに比べ、苦味が少なく、コクや甘みはやや控えめになっています。

→コーヒー豆本来のフルーティさを味わいたい方にオススメ

タンザニア

柑橘系のフルーツのような甘味とやや強い酸味が特徴です。少々深煎りしたストレートが酸味と苦味の絶品のバランスを感じさせます。

→酸味と苦味、どちらも味わいたい方にオススメ

ケニア

ケニアのコーヒー豆は全体的に風味が豊かで、柑橘系やベリー系を思わせるさわやかで明るい酸味が特徴的です。柔らかな苦味としっかりとしたコクがとてもバランスの取れた味わいが感じられます。

→ ガツンとした味わいを求める方にオススメ

 

3. 中南米の名産地

ブラジル

柔らかな酸味と適度な苦みがバランスよく調和され、コクと香りの高いコーヒーです。日本で最も親しみのあるコーヒーです。

→普通の味わいのコーヒーが飲みたい方にオススメ

コロンビア

コロンビアのコーヒー豆は芳醇な甘み、やわらかな苦みとコク、豊かなフルーティーさが特徴とされており、酸味も突出せずバランスがよくマイルドなコーヒーです。

→バランスのとれたコーヒーを味わいたい方にオススメ

 

4. アジアの名産地

ベトナム

ベトナムでは、主にロブスタ種が生産されています。ロブスタ種は苦みが強く、麦茶のような香ばしさが特徴的です。缶コーヒーなどに使用されることが多いです。

→あまり豆のままでは流通していないので、好奇心のある方にオススメ

以上、国別に紹介してきましたが、コーヒー豆は産地だけでなく、豆の種類や農園によっても大きく味や風味が異なります。色々な豆を試してみて、自分だけのお気に入りを見つけてみてください。


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