これから一人旅に出られる方や、今まで一人旅をして来られた方は、一部の周りの方達からなんらかの驚きの反応を受け取ったことがあると思います。
例えば「一緒に行く友達がいないの?」「精神が病んでいるんじゃない?」「少し変わっているよね」「かわいそう」「寂しいね」などの声が聞かれたことがあると思います。
今回は、一人旅に対して批判的な意見をまとめて、なぜ変人扱いされるのかを明らかにしています。
目次
1. 一人旅に対する偏見
2. 日本の集団主義的な社会規範
3. 自分を信じて旅に出ろ
1. 一人旅に対する偏見
ネット上では、一人旅に対するさまざまな偏見が見られます。まずはこれらの意見をまとめてみました。
最近、その事に対して母に「よく一人で行くよね。変わってるわ~」と言われました。
「一人で行けるの?私は行けな~い」「何かあったの?(女一人だと自殺すると思うらしい。)」「一人で旅行に行けるんでしょ?」など驚かれたり、変人のように言われます。
返って来た言葉が「女性の一人旅は、一緒に旅行に行く相手もいない可哀想な人と見る人が多いから気を付けて行ってらっしゃい」という想像だにしない言葉でした。
友達には「ありえないー。無理ー。友達いないの?」と言われました。
これらの意見を考察すると見えてくるのが、旅行は複数人数で行くものであるという世間一般の共通認識に対して、一人旅は逸脱していることから、批判されるということがわかります。
ではなぜ、旅行は複数人数で行くものだと、認識されているのでしょうか。日本の集団主義的な社会規範を知ることで、その理由がわかるかもしれません。
2. 日本の集団主義的な社会規範
日本の集団主義的な社会規範(=集団で行動することがマナー)は、日常生活においても、さまざまなところで見ることができます。例えば、
就職活動ではリクルートスーツを着用必須
企業の飲み会には事実上強制参加
出る杭は打たれる文化
以上のようなことは、当たり前のように思えますが、海外と比較すると、少し異質なものであると認識することができます。
このように、日本の集団主義的な社会規範が転じて、一般的である複数人旅行ではない、一人旅に対する偏見や批判になっていると考えられます。
3. 自分を信じて旅に出ろ
これまで、一人旅する人を変人扱いするなどの批判を見てきましたが、正直、それらの意見に耳を傾ける必要はないと、ライターである私は思います。
批判する人たちは、一人旅をしたことがない人たちばかりで、実際に一人旅の良さを知っている人はほぼいないと言えます。
実際に、一人旅をしてみて、自分が楽しいと思ったら、そのまま一人旅を続ければ良いし、おもしろくないと思ったら、やめれば良いです。まずは、自分を信じて旅に出ることが、大切であるということができます。