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絶対に知っておくべき海外の社会学者4人と有名な著書まとめ

投稿日:2019-08-07 更新日:

社会学は、社会現象の実態や、現象の起こる原因に関するメカニズムを統計・データなどを用いて分析することで解明する学問です。

今回は、社会学を創ったとも称されている世界の有名な社会学者4人と、それぞれの著書をまとめています。

目次

  1. オーギュスト・コント
  2. エミール・デュルケム
  3. カール・マルクス
  4. マックス・ウェーバー



オーギュスト・コント

オーギュスト・コントは、フランスの社会学者で、初めに「社会学」を創ったと言われており、最も有名な社会学者の1人です。

コントは、社会学に対して、「実証主義」を掲げていました。つまり、社会学は、社会についての知識生産が、観察と比較、実験から得られた経験的証拠に基づくべきだと主張しています。

有名な著書

『社会再組織に必要な科学的作業のプラン』

『実証哲学講義』

『通俗天文学の哲学的汎論』

『実証精神論』

 

エミール・デュルケム

エミール・デュルケムは、フランスの社会学者で、彼の著した「自殺論」はあまりにも有名で、現代の社会学にも影響を及ぼし続けています。

デュルケムは、主に「社会的事実」の研究に力を注ぎました。社会的事実とは、私たち一人一人の行為が形づくる社会生活の側面を指します。

有名な著書

『社会分業論』

『自殺論』




カール・マルクス

カール・マルクスは、ドイツの社会学者で、資本主義の高度な発展により社会主義・共産主義社会が到来する必然性を説き、彼の考案した経済学体系はマルクス経済学と呼ばれ、20世紀以降の国際政治や思想に多大な影響を与えました。

マルクスの観点は、「史的唯物論」と名付けたものに基盤を置いています。史的唯物論とは、歴史発展の原動力は人間の意識・観念にはなく、社会の物質的な生産にあり、生産過程における人間相互の諸関係は、生産力との関係で発展するという考え方です。

有名な著書

『共産党宣言』

『資本論』

 

マックス・ウェーバー

マックス・ウェーバーは、ドイツの社会学者で、研究により、近代の工業社会の基本的特徴をいくつか明示し、社会学の最も重要な論点を特定しました。

ウェーバーの社会学的視座の重要な要素の1つに、「理念型」という考え方があります。理念型とは、世界を理解するために利用できる概念的モデルないし分析モデルです。

有名な著作

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

『支配の社会学』


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