こんにちは、ライター兼バリスタのKenyです。
コーヒーは昭和の喫茶店の時代から、平成のカフェの時代、そして現代のコーヒースタンドの時代まで、形を変えながら、私たちの生活に浸透しています。
その中で、近年、コンビニコーヒーの人気は、かなり高まってきており、セブンイレブンでは、年間約10億杯売れています。
今回はみなさんも利用されることが多い、コンビニ三社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)のコーヒーの特徴を比較し、最後に、バリスタの私が考える最もおすすめのコンビニコーヒーも発表します。
目次
1. コンビニコーヒーの歴史
2. セブンイレブン
3. ローソン
4. ファミリーマート
5. バリスタの私が好きなコーヒー
1. コンビニコーヒーの起源
本格的に日本で広まり始めたのは、2002年にセブンイレブンが「バリスターズカフェ」を展開し始めました。
2011年にはローソンが、2012年にはファミリーマートが、それぞれコンビニコーヒーの提供を始めました。
現在では、コーヒーだけでなく、多彩なメニュー展開もあり、通勤客やカフェの主な客層である女性や若年層の支持を得ています。
2. セブンイレブン
セブンカフェというブランドで展開しています。
抽出方法
セブンイレブンのコーヒーはドリップ式です。
コーヒーにミルクを入れたカフェラテという商品がありますが、正確にはカフェオレです。カフェラテとカフェオレの違いは別の記事でご紹介しています。
>>カフェラテとカフェオレの違いは?<<
味の特徴
コーヒーの特徴としては、昔ながらのオーソドックスな香ばしく苦いコーヒーと言えます。
実際、セブンイレブンのメインターゲットは中高年男性だそうなので、その味になる理由も理解することができます。仕事の合間の一服を意識しているのでしょう。
こんな人におすすめ
香ばしさがあり、苦味が強く、昔ながらのコーヒーなので、いわゆる定番のコーヒーが飲みたい方におすすめです。
3. ローソン
マチカフェというブランドで展開しています。
抽出方法
ローソンのコーヒーはエスプレッソ式です。あまり知られていませんが、コンビニコーヒーでエスプレッソ抽出なのは、ローソンだけなんです。
さらに、ローソンでは、時間と手間がかかるにも関わらず、スタッフが抽出し、手渡しする方法を、コンビニコーヒーで唯一取っています。お客さんとのコミュニケーション作りが目的だそうです。
味の特徴
コーヒーの特徴としては、コクがしっかりあり、苦味と酸味のバランスが良いコーヒーだと言えます。
特にローソンでは、カフェラテがおすすめです。他の二社と比べて、しっかりとコーヒーの味がして、おいしく頂けます。
こんな人におすすめ
ブラックコーヒーではなく、ミルク入りのおいしいカフェラテが飲みたい方におすすめです。
4. ファミリマート
ファミマカフェというブランドで展開しています。
抽出方法
ファミリーマートのコーヒーは、以前はエスプレッソ抽出でしたが、2018年10月に、ドリップ式に変更されました。
味の特徴
コーヒーの特徴としては、苦味が強く、酸味も強い味です。少し雑味があり、コーヒーとしては複雑な味となっています。
また、シナモンなどのフレーバーを自由にかけることができるのも、良い点だと思います。
こんな人におすすめ
ファミリーマートはフローズンをかなり推しており、新商品の開発も盛んに行われています。フレーバーもあるので、いろんなモノを試してみたい方におすすめです。
5. バリスタの私が好きなコーヒー
これまでコンビニコーヒーの歴史と三社のコーヒーを紹介してきましたが、最後にバリスタである私の最も好きなコーヒーを発表したいと思います。
それは、ズバリ…ローソンです!
理由としては、私自身がエスプレッソ抽出が好きということもありますが、豆へのこだわりが最も感じられ、酸味のバランスがとても良いと感じるからです。
これはあくまでも私個人の意見ですので、実際に皆さんで試して頂き、お気に入りのコンビニコーヒーを見つけてください。