カフェインは、摂取量によっては、軽い覚醒作用をもたらすことが知られています。人によっては、この作用により眠れなくなる場合があります。
また、妊娠中や授乳中の人は、カフェインの摂取を控えるべきとも言われています。カフェインを連想させる代表的な飲み物は、コーヒーですが、実際は、紅茶にもカフェインが含まれています。
今回は、紅茶とコーヒーのどちらの方がカフェイン量が多いのか、計算を交えながら、解説してまとめています。
目次
1. グラムあたりのカフェイン量
2. 1杯あたりのカフェイン量
3. まとめ
1. グラムあたりのカフェイン量
まずは、コーヒー豆と紅茶葉に含まれている、それぞれのカフェイン含有量から見ていきます。
コーヒー豆
コーヒー豆のカフェイン含有量は、品種にもよりますが、1%だと言われています。コーヒー豆の品種や焙煎によって、カフェイン量は若干異なります。
ちなみに、焙煎度合いで比べると、浅煎りと深煎りでは、浅煎りの豆の方が少しだけカフェイン含有量は多くなっています。
紅茶葉
紅茶葉のカフェイン含有量は、こちらも品種によりますが、3%だと言われています。
これらのことから、世間の間で、紅茶の方がカフェインが含まれているという噂通り、コーヒー豆より紅茶葉の方が、カフェイン含有量の割合が多いということがわかりました。
2. 1杯あたりのカフェイン量
では、私たちが日常的に飲むように、一杯あたりのコーヒーと紅茶のカフェイン量を比べてみるとどうなるでしょうか。
コーヒー1杯あたり
コーヒー1杯(180ml)に使われるコーヒー豆の量は、10gです。
10g × 0.01 = 0.1g = 100mg
つまり、コーヒー1杯あたりのカフェイン量は、100mgという計算になります。
紅茶1杯あたり
紅茶1杯(200ml)に使われる紅茶葉の量は、3gです。
3g × 0.03 = 0.09g = 90mg
つまり、紅茶1杯あたりのカフェイン量は、90mgということになります。
3. まとめ
原料であるコーヒー豆と紅茶葉で比較してみると、世間の噂どおり紅茶の方がカフェインが多いという結果になりました。
しかし、実際に飲むように、カップあたりで計算してみると、紅茶よりコーヒーの方が、少しだけカフェイン量が多いという結果になりました。
カフェインの取りすぎは、体に支障をきたす可能性があるので、コーヒー、紅茶どちらも、カフェイン量に気をつかいながら、飲む方が良いでしょう。