コーヒーの淹れ方・楽しみ方はさまざまで、ドリップ方式、エスプレッソ抽出、フレンチプレスなどがあります。
今回は、ドリップコーヒーに焦点を当てて、自らの手で淹れるハンドドリップか、機械に任せるコーヒーメーカーか、どちらが美味しくコーヒーを淹れることができるのか、まとめています。
目次
1. コーヒーメーカーの特徴
2. ドリップの特徴
3. どちらが美味しいのか
1. コーヒーメーカーの特徴
ある調査では、都市圏に住む既婚者の50%はコーヒーメーカーを所有しているほど、普及しています。まずは、コーヒーメーカーのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
メリット1 時間の短縮
コーヒーメーカーに水と挽いたコーヒー豆をセットし、スイッチを押すだけで、コーヒーが完成します。
セットすればあとは待つだけなので、多く作る時や朝の急いでいる時などは、特に便利に使うことができます。
メリット2 誰が淹れても一定の味
抽出は全て機械によって自動で行われるので、誰が作ったとしても分量さえ間違えなければ、一定の味を出すことができます。
また、抽出方法が毎回くるいなく同じなので、毎回同じ味にすることができます。
デメリット1 蒸らすことができない
ドリップコーヒーを作るときは、蒸らし時間が美味しさを左右する1つの要素です。
しかし、一定の割合でお湯が出てくるコーヒーメーカーでは、蒸らし時間を設けることができません。(最新の高価なコーヒーメーカーでは、一部蒸らし機能があります)
デメリット2 抽出速度を調節できない
豆の種類によって、抽出時間を早くした方が良かったり、遅くしたりした方が良いものがあったりします。しかし、コーヒーメーカーでは、そのような調節をすることができません。
2. ハンドドリップの特徴
次に、ハンドドリップコーヒーのメリット・デメリットを見ていきます。
メリット1 自分好みに調節できる
コーヒーメーカーではできなかった蒸らし時間や、抽出速度を自分好みに変えることができます。自分が加えた変化が、コーヒーに反映されるのも、コーヒーを淹れる楽しみの1つです。
メリット2 コーヒーの鮮度を確かめれる
コーヒーは鮮度によって味が変化しますが、抽出した時の見た目も変化します。最も特徴的なのは、泡の出方です。新鮮でないものは、泡が全く出ません。
デメリット1 時間がかかる
ハンドドリップコーヒーは、コーヒーの側にずっといて注ぎ続けなければなりません。
また、量が多くなってしまうとその分時間も多くかかってしまい、かなり疲れてしまうかもしれません。
デメリット2 バリスタにより味が異なる
メリット1でも取り上げましたが、淹れ方によって味がかなり異なります。練習なしで淹れてしますと、むせるようなコーヒーになってしまったりします。
3. どちらが美味しいのか
それぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、結論どちらが美味しさでいうと、どちらに軍配が上がるのでしょうか。
結論から言うと、ドリップ技術を持っている方は、コーヒーメーカーよりもハンドドリップコーヒーの方がおいしく淹れることができます。
家以外でも、こだわりのカフェやコーヒースタンドで、コーヒーを飲むとき、やはりおいしいと思うのは、一杯ずつ丁寧にハンドドリップされているコーヒーです。
どうしても機械では出せない味があります。技術がない方でも、コーヒーをもっと楽しみたい方や美味しく飲みたい方は練習されることをおすすめします。
反対に、ドリップ技術がなく、練習する時間や淹れる余裕がない方は、一定の味を出すことができるコーヒーメーカーをおすすめします。
教育コストを削減し、一定の味のコーヒーの提供を目指す大手コーヒーチェーン店では、コーヒーメーカーを導入しています。
ハンドドリップ、コーヒーメーカーそれぞれ良い点・悪い点があるので、人それぞれに合った抽出方法を選んでみてください。