初めて海外でひとり旅される方は、いろんなことを不安に感じられるかもしれません。特に寝泊まりする場所に関しては、不安が大きいと思います。
今回は、海外にあるホステルのドミトリールーム(相部屋)は安全なのか、それとも危険なのか、海外のホステルで50泊以上経験したライターの私がお伝えしたいと思います。
目次
1.考えられる危険性とその対策
2.実際に経験した事件
3.まとめ
1. 考えられる危険性とその対策
まずは、ホステルの何が危険と考えられているのか整理していきたいと思います。危険の出所が分かれば、対策することも可能です。
・殺人
まず、起こりえないです。死の心配はしないで大丈夫です。
ー対策
どうしても心配という方は、ホステルに泊まることをやめましょう。
・性犯罪
男性の方はほぼ心配する必要はありませんが、女性の場合、ゼロとは言い切れないのが現状です。
また、稀ですが、同性愛者による性犯罪がよく発生するホステルを聞いたことがありますので、男性も油断はできないかもしれませんね。本当に稀ですが。
ー対策
日本人女性は特に、軽く見られる傾向にあるので、ドミトリーを選択する際は、男女相部屋ではなく、女性専用を選択することがベターでしょう。
・盗難
ドミトリーに泊まる際に最も注意すべきものが盗難です。
個人ロッカーが用意されているホステルがほとんどですが、入れ忘れであったり、就寝中を狙った盗難は実際に発生しています。
ー対策
自分の荷物の管理は徹底して行いましょう。ロッカーの鍵を壊してまで盗難を狙う犯罪者はいません。
特に就寝中に携帯などを枕元に置きっぱなしにしておくと、とても危険です。ロッカーに入れておくなどの対策をしましょう。
2. 実際に経験した事件
ライターであり、バックパッカーである私が実際に危険を感じたエピソードをご紹介します。タイ・バンコクで、7人部屋のホステルを利用した時のお話です。
男が話しかけてきた
夕方にホステルに戻り、自分の部屋に戻りました。自分のベッドに座り、作業をしていると、ある男が話しかけてきました。
“リー”と名乗り、出身はタイと言っていました。英語はあまり上手ではありませんでしたが、かなり積極的に話しかけてきました。
実は私はこの時点で、このリーという男が怪しいと感じていました。
なぜなら、タイ出身なのにタイのホステルに泊まっている、さらに部屋では挨拶程度が一般的であるのに、距離を縮めようと積極的に話しかけてきたからです。
さらにその男は、私のスケジュールを細かく聞こうとしてきました。予定を伝えることは危険だとわかっていたので、軽く流しました。
さらにもう1つ、気がかりだったのは男が私と話す時、私の目ではなく、私の後ろのベッドのモノに目線がいっていました。
その時は、話すだけで終わったのですが、私はこの一連の流れからかなり怪しい男だと危険視していました。
就寝中の出来事
その夜、しっかりと貴重品をロッカーに入れ、就寝することにしました。
しかし、私の男に対する疑いは晴れることがなく、「男が私の就寝中にベッドに置いてあるものを狙って手を伸ばしてくるだろう」と予測していました。
このことから私は寝たふりをして、男が来るのを待っていました。すると、、、!
案の定、彼がベッドのカーテンを開けてきました。やはり寝ているすきに盗難するつもりだったんですね。私は突然、寝たふりをやめ、彼の方を見て一言、
“What? Never do that again”
彼はかなり焦った動きをしていました。その後、何事もなく過ごすことができました。今回は、経験による勘が働き、それが当たったのでラッキーでした。
3. まとめ
今回の記事では、ホステルのネガティブな部分ばかり紹介しましたが、実際はホステルはとても良い場所です。
今まで50泊以上しているのも良いと感じているからで、危険を感じたのも上記の一例だけです。
ホテルにもホステルにもそれぞれ良い点、悪い点があるので、自分の優先事項を考えて、決めてもらえると良いと思います。