日本から西側へと海外旅行に行かれる際、値段を重視すると、必ずと言っていいほど中国系の航空会社になってしまいます。
なぜこんなに安いんだ…と驚かれるくらい安い時もあります。そんな中国系航空会社を利用される時のメリット・デメリットを今回はお伝えしたいと思います。
ちなみにライターの私は、東南アジアやヨーロッパに行く際に必ずと言っていいほど、中国の航空会社を利用し、今まで10回以上搭乗しました。
目次
1. 中国の航空会社一覧
2. 中国系航空会社のメリット
3. 中国系航空会社のデメリット
1. 中国の航空会社一覧
まずは、中国系の主な航空会社を紹介します。
中国南方航空
中国南方航空は旅客運輸量が1億1461万人(2016年)で中国でトップ、アジアで最大、世界でも4位の規模の航空会社です。
スカイチームに所属しており、700機所有しています。
中国東方航空
中国東方航空は旅客運輸量が10174万人(2016年)で国内2位、航空会社で世界でも7位の規模の旅客数を取り扱います。
スカイチームに所属しており、596機所有しています。
中国国際航空
中国国際航空は旅客運輸量が9661万人(2016年)で南方、東方に次ぐ中国国内3位の規模です。世界で見ると10位にランクインしています。
スターアライアンスに所属しており、623機所有しています。
ちなみに日本トップのJALでは、旅客運輸量が3867万人(2016年)で、中国3位の中国国際航空にも及びません。
2. 中国系航空会社のメリット
・価格(とにかく安い)
これは中国系航空会社が他社を圧倒しているメリットです。実際に私もこの恩恵を受け、大阪〜パリを往復5万円程度で行くことができました。
特に学生や若者にとっては、大きなメリットで、通常の航空会社の半額程度と言っても過言ではないです。このメリットが多くの顧客を惹きつけます。
・日本人が少ない
人によっては、海外旅行先に日本人がたくさんいると、なぜか冷めてしまったりした経験はあると思います。
中国の航空会社だと、日本人は比較的少ないので、飛行機に乗った時から旅行気分を味わうことができます。
以上の2つがメリットです。メリットが少ないと感じた方も多いかもしれませんが、実際、中国系航空会社のメリットのほとんどが価格なので、断然価格重視!という方は向いているかもしれません。
3. 中国系航空会社のデメリット
・機内がうるさい
先述の通り、利用される大半の顧客は中国人です。彼らの文化基準では、うるさくしたりするのは、マナー違反ではないので、日本人の私たちからすればうるさく感じられるでしょう。
例えば、タブレットの映画鑑賞をイアホンなしで聞いたり、消灯してから通路で立ち話したりする中国人の方が多く見られます。
・機器が壊れている
座席の前についている液晶タッチパネルが反応しなかったり、イアホンを挿す穴が壊れていたりして、使えない場合があります。
実際に乗ってみて感覚として、その確率は高いです。10回の搭乗で、2回壊れていました。(20%)客室乗務員の方に伝えれば、席を変えてくれますが、満席の場合は変えてくれません。
・客室乗務員の方が怖い
日本のCAさんと比較した場合ですが、何か頼みごとをすると、ちょっと不機嫌そうに返事されます。
・値段が安過ぎるので安全性が心配
例えば、安過ぎる食べ物を見た時、どのような印象を持ちますか。きっと悪い素材を使っていて食の安全が心配になったりする方が多いと思います。
それと同様に安過ぎる航空会社は、自ずと安全性に不安を持ってしまいがちです。中国系航空会社の安全性を別記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。