アフリカとヨーロッパを同時に旅行される方は、モロッコースペイン間のジブラルタル海峡を船で渡られる方も多いかと思います。
今回は、ジブラルタル海峡を誰でも渡れるように、できるだけ細かく、かつ簡単に「タンジェ港→アルヘシラス港」の航路を解説しています。
目次
1. タンジェ駅からタンジェ港までの行き方
2. チケットを買って船に乗る
3. 船内の様子
4. 深夜にアルヘシラスの宿探し
1. タンジェ駅からタンジェ港までの行き方
モロッコの北側にあり、ジブラルタル海峡に面しているタンジェの中心駅であるタンジェ駅に到着しました。早速、タンジェ港に向かいたいと思います。
タンジェ駅周辺には、大きなショッピングモールがあり、その中にスーパーなどもあるので、飲み物や食料などを買ってから向かってもいいかもしれません。
タンジェは他のモロッコの都市と比べて、ヨーロッパ色が非常に強く、比較的背の高い建物も多くあるのが特徴です。
行き方はバスかタクシー
タンジェ駅からタンジェ港までの行き方は、2種類あり、タクシーを利用するか、路線バスを利用するかの二択です。
お金に余裕がある方、または複数人で旅行されている方は、タクシーを利用する方が多いです。料金はだいたい2000円ほどで行くことができます。
しかし、ライターの私のような一人で旅行する方は、路線バスの方がかなり安くで行くことができます。私は路線バスで行くことにしました。
路線バスの乗り場がわからない
私が行った当時、路線バスのバス停の位置がネット上のどのサイトにも載っておらず、自分で探すしかありませんでした。
私は路線バスの乗り場を見つけるために歩き回り、多くの人に尋ねました。ショッピングモールのインフォメーション、高級ホテルのロビーなど、7、8人くらいには聞いたと思います。
やっとの事でバス停を見つけることができました。意外と駅から近い場所でした。下にグーグルマップで貼っておきますので、良かったら参考にしてください。
バスのナンバーは、バス停の近くの人に聞けば教えてくれます。タンジェ港に行くバスは複数あるみたいなので、実際に行った時に、バス停で近くの人に聞いてみてください。
バスに乗車してから、だいたい30分ほどバスに揺られるとタンジェ港に到着します。ここでの注意点は、降車するバス停からタンジェ港が見えないので、どこで降りればいいのか非常にわかりづらいので、運転手にタンジェ港で降りることを伝えておいてください。
バス停から歩いて約3分で、タンジェ港に着くことができます。同じバスでタンジェ港に向かった人は、私を含め二人だけでした。
2. チケットを買って船に乗る
上の写真のチケット売り場で、乗船券を買うことができます。クレジットカードを使うことができるので、現金を使い切っていても安心です。
スペイン・アルヘシラス行きを取り扱っている会社は、何社かあるので、値段と時間を見ながら決めていただければと思います。乗船前に行われる出国審査も問題なくクリアし、いよいよ船に乗り込みます。
乗船するときに、車で出国する方を多く見かけました。スペインに比べ、モロッコは物価が安く、リゾート施設が建設されているので、スペインからバカンスで来る人が多いそうです。
3. 船内の様子
船内の様子は上の写真の通りで、少しヨーロッパ調の雰囲気を感じます。一般的な大型船と同じで、展望台、カフェ、ソファーなどが備えてありました。
船の甲板に出て、外の景色を見たり、風を感じることもできます。たまたま時間がよく、綺麗な日の入りを見ることができました。5,6時間で到着します。
4. 深夜にアルヘシラスの宿探し
アルヘシラス港に到着し、入国審査も問題なく通過しました。
ホテルやホステルの情報を事前にネットで調べてみると、4000円以上の宿しかなく、仕方なしにアポなしでネット上に載っていない宿を探すことにしました。
しかし、国境近くの町で、深夜だったので危険そうなので、ウロウロしないで済むように、事前に何軒か目星はつけておきました。
今回、私が実際に宿泊した宿は、「Hostal Fes」というところで、港から少し歩き、路地に入ったところにあります。
1番安いベッドを頼むと、部屋ではなく、物置に無理やり何台かベッドを置いて、そこをドミトリーとして提供している場所になりました。(10ユーロ)
正直あまりおすすめではないですが、他に選択肢が少ないので、この立地でこの価格となると、ここしかないと思います。ここで、一泊して、次の日の早朝にセビーリャに向かいました。