こんにちは、ライターのKenyです。
今日は、一貫校から外部受験するか悩んでいる方のために、私が中高大一貫校の路線から離れて、国公立大学を受験し、入学した理由とその経緯をお伝えしたいと思います。
目次
1. 中高大一貫校とは?その現状を知る
2. 学費という現実的な側面
3. 学びたい学問がそこにはなかった
4. 「国公立行くわ」響きがかっこいい
5. しかし簡単な道のりではなかった
1. 中高大一貫校とは?その現状を知る
中高大一貫校とは、中学受験をパスした時点でほとんどの生徒が、無受験で大学まで進学できる学校のことを指します。エスカレーター式やエレベーター式と呼ばれることも多いです。
実際に私の通っていた中学校では95%以上が同高校に進学し、高校では90%以上が同大学に進学していました。
以上の確率を掛け合わせると、中学校に入学した時点で85%の生徒がそのまま大学に進学しているんですね。
なぜ私が85%のマジョリティではなく、15%のマイノリティの選択をしたのか、3つの理由をお伝えします。ちなみに私は特別頭が良かった訳ではありません。
2. 学費という現実的な側面
まずは1つ目の理由からご説明します現実的な話をすると、金銭面はけっこう大きいです。中高大一貫校は私立なので、大学の学費が文系でも年間110万円くらい必要です。
一方で、国公立大学に進学した場合、年間55万程度で、私立大学の約半分です。4年間で220万円節約することができます。
家が特別貧しかった訳ではありませんが、節約できるところは節約して、その浮いたお金で自分のやりたいことに投資したい気持ちが強かったです。
3. 学びたい学問がそこにはなかった
2つ目の理由は学問の面からです。私が在学していた中高大一貫校の大学は関西で1,2を争うマンモス校でした。確かにいろんな学部はありましたが、実際に詳細を見てみると、これ!という研究がありませんでした。
大学によって、得意な分野や特色は全く異なります。なので、中高大一貫校で進学するその大学が自分に合うかどうかはわからないのです。
一旦視野を広げて、他の大学を見てみることで、より良い大学生活を送れると思います。
4. 「おれ国公立行くわ」響きがかっこいい
最後の理由は個人的な性格で、私はかっこいい基準で生きる人間です。かっこいい基準で生きるとは、自分がかっこいいと思ったことを優先してする生き方のことです。
私はなんとなく国公立に行くことが、周りの判断とは違うことだったので、なんとなくかっこいい気がしていました。
そこで私は高校2年生の頃に「国公立行くわ」とクラスメイトや部活仲間に公言してしまいました。私は公言して自分にプレッシャーをかけるタイプなので、あとはやるだけでした。
3つ目の理由はただかっこいいということだけですが、敢えて自分にプレッシャーをかけて奮い立たせていました。
5. しかし簡単な道のりではなかった
実際に受験しようということになりましたが、実際は簡単な道のりではありませんでした。スポーツ系の部活も3年生の11月までやっていたこともあり、勉強時間を確保できませんでした。
最後の模試までE判定。正直、担任の先生も落ちるだろうと思ってしまうほどの学校の成績でした。しかしなんとか踏ん張り、合格することができました。
中高一貫校から抜け出すことは、努力も必要ですが、その分のリターンもしっかりあります。悩まれている方はぜひこの記事を参考にして判断に活かしてもらえればと思います。